エンジン知識

【現役エンジン設計士オススメ】熱効率や燃焼を学ぶために読むべき参考書(本)

自動車 本

こんにちは、だいです。

現役エンジン設計士として数年働いてきた中で見つけた、オススメする本をご紹介する。

最近のエンジンのトレンドは『熱効率向上だ。
もちろん電動化は進んでいくが、内燃機関は無くなることはない。
そのエンジンにできることは『熱効率を上げて、燃料消費率を下げる』ことだ。

エンジンの教科書はたくさんあるが、なかなか熱効率に目を向けて書いてある本は少ない。
さらに基本改訂されないので教科書ではトレンドはわからない。
そんな中で見つけたオススメの本は『モーターファン』

モーターファン』は知っている人にとっては有名な本だが、その良さは以下の通り。

●毎月出版され情報が常に更新される
●トレンドが追いかけられている
●エンジン開発第一人者の見解が掲載
●エンジンだけでなく、ミッションや電動系、車体の情報も載っているため車全体の知識を身に着けられる。

そんな『モーターファン』の中でも、特に『熱効率』に特化した本を厳選して今回は紹介する。

【現役エンジン設計士オススメ】熱効率や燃焼を学ぶために読むべき参考書(本)

Vol.150「電気に勝つ」

この本には『熱効率』自体がどういったことかが書かれている。
基本的には下記に示す通り、熱効率は細分化されて『理論熱効率と各種損失』に分かれる。

熱効率
それぞれを改善させるために必要な技術とは何か?そういったマクロな目線で書かれているため、まず読んでみることをオススメする。

Vol.156「最適冷却」

この本では『冷却損失』が描かれている。
冷却損失とは各損失の中で最も損失代が大きいものである。
その冷却損失改善に必要な技術が描かれている。
最近では各エンジンに組み込まれている『熱マネジメント』や、これからトレンドになるかもしれない『水噴射』など様々掲載されている。
冷却損失に目を向ける人は少ないと思うので、ぜひ知識を深めるためにも読んでほしい。

Vol.151「排気を使え」

この本では『排気損失』が描かれている。
排気損失とは?といったことや、排気損失を改善する手段が描かれている。
中でもその手段の王道がターボチャージャーである。
一般的なターボに加え、最近では可変容量ターボというものも開発されているそうだ。
さらにターボだけでなく排熱回収機等も触れられているので要チェックだ。

Vol.149「フリクション」

ここで描かれているのは『機械損失=フリクション』である。
エンジンのあらゆる部分でフリクションは発生している。
ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフトなど軸がある部分は必ずだ。
そういったところに対し、改善手段について解説されている。
こういった部分に係る方も多いと思うのでぜひ改めて理解を深めるのもいいと思うのでチェックしてみてください。

最後に

エンジンの最新技術は刻一刻と進化している。
そのトレンドの最先端を走るのはやはり欧州車だ。
欧州車は大手サプライヤーの新技術を組み込んでいち早く市場投入してくる。
理由は世界一厳しいと言われる欧州の排ガス規制に対応するためだろう。
欧州勢に追いつくため、追い越すためにも頑張りたいところである。

以上、ありがとうございました。
ぜひ以下の記事も参考にしてください。

https://www.rough-ni-ikou.com/enjine-moterfan/

 

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